きまぐれコロンビア案内

ボゴタ在住のNarumiが主にコロンビアについて書いています

La Feria Internacional del Libro de Bogota 2018

恒例のボゴタブックフェアに行ってきました。
3年ぶりに、いきなり似たような記事を更新。ブックフェアは毎年行ってて、Twitterに写真をアップした後、「あとでブログにまとめよう」と思うんですが、全然できないので今年はまずブログに上げます。
外観の写真とかは、変わらないのでなしで。ただ、実際には今年はわりと変わってて、Corferiasという会場の周囲に妙に大きなビルを建設中です。会場と繋がってるので何か関係ある建物だと思うんですが、何なのかわかりません。


そして、ブックフェアで普通の本を買うのはやめました。っていうか、今年は買ってません。


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こういう本は普通の本屋で買えますしね。これは実際、普通の本屋で買ったものなんですが。
しかし『バベットの晩餐会』の英語版は2冊並んでたんですが、ほかにも買う人いるかな。
La catedral del mar は、GoodreadsのHistorical Fictionグループで知り合った英語圏の人にお勧めいただいたもので、勧めてもらったのは英語版だったんですが、ちょっと調べて元がスペイン語だということがわかったのでスペイン語版を買ってみました。スペイン語版なら紙の書籍を買いやすい。しかしけっこう厚いので、読めるかどうかは不明。


ブックフェアの南の入口から入るとすぐ児童書コーナーになっています。
児童書に用はないなと思ってすぐ曲がって別の方に行く人もけっこういるんじゃないかと思うんですが、実はここはずーっと奥まで続いていて、児童書のあと、知育玩具とか電子工作的なブースが並ぶところのあと、ごく小さい世界各国ブースみたいなのがあって、その後、自費出版みたいなブースが並んでいます。


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そこで買ったのがこの野良犬写真集。
最近は野良犬写真のノートとかも売ってて、ひょっとすると写真家は同じ人かも。
利益は野良犬サポートのグループに寄付されるらしいですが、買ったのは写真が可愛かったからです。中身は掛け値なしの本当に野良犬。3万ペソ(1000円ちょっと。今のレートはだいたい1円が25ペソぐらい)。


ところで、去年、いつのまにかコミックとか画材(いわゆるマンガ用の画材じゃなくて、カラーのペンとか色鉛筆とか)のコーナーが増えててパビリオンの1フロアがまるまるそんな感じになっていたんですが、今年はこれがさらに増殖して1.5フロア、プラス、別の場所に日本のマンガのスペイン語版(スペインからの輸入品と思われる)専門店のブースができていました。


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絵だけ見たらコロンビア感皆無。確かにポッキーも売ってた。
この店は日本の歌のカラオケとかもあるらしい。


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大きいパビリオンの1フロアの方はこんな感じで、日本のマンガもありますが、コミックとしてはアメコミ系が多いです。
しかし不思議なのは、Game of Thronesのグッズとかよく見るけど、コロンビアでそんなに人気あるのかなぁ。私の周囲でこれを好きと言ってたのは本好きの夫の姪ひとりだけですけど。


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そしてそのフロアを歩いていたらいつの間にかコロンビアのコミックアーティストのブースで説明とか聞いて本を買ってた。
買ったのは右端の本(2万ペソ)とその左の下にある女の子の表紙のメモ帳(5千ペソ)だけで、あとはおまけです。同じ女の子の絵がほかに2枚あるのはステッカーで、たぶん私が「この女の子の絵がいい」と言ったから2枚くれたんだと思う。そのメモ帳の上にあるのもメモ帳で、あとは絵はがきです。本には作者さんがサインも入れてくれました。
本の表紙を見て知ったかぶりして「パルクール?」と言ったら、「ブレイクダンス」という答えが返ってきました。今の若い子はブレイクダンスとかやってるんですね。リバイバルヒットでしょうか。
おまけとして、ほかに黒地に銀でそのダンサーらしきものが印刷されたけっこうかっこいいポスター風のもあったんですが、写真を撮る前に親戚の子にあげてしまいました。
実際に私に接客してくれたのは本人によると編集者らしく、英語が達者で話がしやすかったんですが、私が日本人と知って言った言葉が「ミキオ・ナルセって知ってる?」でした。成瀬巳喜男。彼はおそらく20代だと思うんですが、えらい渋いな趣味が。私が「名前は知ってるけど映画は見たことないな~」と言ったらがっかりしてました。


実はこのフロアで探してたのはコミックじゃなくて。


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カルカソンヌでした。
PC版を持っててちょっとやってみたものの、やっぱり元のボードゲームの方がおもしろそうかなと思っていたところ、去年、やっぱりこういう場所にボードゲームショップのブースが出てて、売ってたんです。しかし去年は本をけっこう買ったので断念。
今年はできれば欲しいと思ってました。
しかし、去年の終わり頃にRISKの箱も買ってしまったし、そうでなくてもトランプとかカードゲームを集め気味なのに、このままボードゲームまで集め始めたらやばい……。
でも買った。「拡張が全部入ってる」という大きい箱もありましたが、とりあえずは基本のものだけ。
あと、SUSHI GO!というのはカードゲーム。日本っぽいものを題材にしたゲームもわりとあって、その中でお手軽そうなのを選んでみました。あとで調べたら英語版が日本のアマゾンでも売ってるようです。缶も可愛い。


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ところでこれはずーっと前にスーパーで、エコバッグとしてはけっこう可愛いぞと思って買ったもの。もともとは色は付いていませんが、「これはいかにも色を塗れっていう感じかな」と思って、油性のペンでちょっと塗ってみました。
名前も書いておいた。色塗りはとりあえずここでいったん飽きているんですが。
で、このコミックその他のコーナーの一角に、このバッグのメーカー(なのかな)がブースを出していました。


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立ち止まったら例によって店の人が話しかけてきたので、「これのネコの袋持ってるんですよ」と言ったら、「色塗った?」と訊かれました。やっぱり塗るものなんだ……。
それどころか、「色を塗ったバージョン」というのも売ってたんですが、3人ぐらいいたブースの若者のうち一人が筆でバッグに色を着けてました。色つきのがいくらだったか覚えてませんが、元は取れまい。
そのネコの袋をスーパーで買ったときは1万ペソちょいでしたが、ここのは同じ大きさで(たぶん)2万ペソ。ただし口を1か所留められるスナップが付いてややバージョンアップ。スーパーのは、その系列店でしか見たことがないので、タイアップで安いのかも。
右の袋は同じキャンバス地ですがリュック型。ブックフェアだし本の模様が可愛いかなと。しかし犬とひげ面のおじさん(兄さん?)っていうのは、あんまりないモチーフのような気がします。リュックの方は3万ペソ。


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今年の招待国はアルゼンチンなんですが、ブックフェアでもどうしてもサッカーを前面に出さなあかんのか。
しかしやっぱり本とかはどうしてもここで買わねば的なものはなかったような。有名作家の本なら普通に買っても同じだし。


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最後はふと通りかかった空軍ブースで雑誌をもらったり。
だいたいどんなイベントでも、軍の出し物はあります。


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楽団もいたし。
一番手前の人、若そうなのにすごくたくさんメダル付けてる。


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定番の犬の芸も。
背中の文字を見ると、陸軍の麻薬対策部隊か。


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死んだふり。
左に立ってる黒っぽい人は、いわゆる大道芸の「生きた彫像」の人だと思うんですが、微動だにせず見てました。