きまぐれコロンビア案内

ボゴタ在住のNarumiが主にコロンビアについて書いています

Embalse del Neusa 方面小旅行(3)

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村の学校ぽい。


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馬に乗ってる人。


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しばらく行くとタウサ(Tausa)の町に着きました。
あとから知ったんですが、これは「旧タウサ」みたいな場所で、古い教会のようです。
ちゃんと調べると Capilla Antigua Roma(古ローマ礼拝堂、という感じ?)という名前でした。
町は標高3010m、人口は7000人あまりらしい(Wikipedia調べ)。


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これは町の中心にあるメインの教会。
タウサの出口でちょっと広めの街道に出て、ウバテに行く予定でした。
ところが街道に出たら……


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いきなりの渋滞。
これまでほとんど車に会わなかったのにえらい違いです。
いったい何事? この先には何が?と地図を見たら、先にあるのはチキンキラ(Chiquinquira)でしたよ……
行ったことがないんですが、チキンキラはコロンビアにおけるカトリック信仰の中心地みたいなところらしいのです。
そして復活祭というのは基本的にカトリックの行事。
この列の車はみんなこのままチキンキラに行くのか……。
夫の意見によるとボゴタからチキンキラに行く車はだいたいこの、シパキラからチキンキラに向かう街道を通るらしい(そしてその街道に私たちが合流するということは頭になかったらしい)。
おそらくこのとき、ここはコロンビアで最も混んでいた道だと思います。
シパキラを出るときに「東側の道を通ったらどこにも行き着けなかったかも」と書いたのはそのためで、そっちを通っていたらたぶん、シパキラを出てすぐこの渋滞にはまったはずです。
といっても、チキンキラに行く人みんなが敬虔なカトリックというわけでもないんじゃないかな。つまり、神社に初詣に行くたくさんの日本人すべてが神道の信者でないのと同じで。
一応合流はしましたが、車の列が遅々として進みません。ウバテまでは20kmほどですが、このままだといつ着くかわからない。ククヌバに行くのはいさぎよく諦めました。
反対車線はあいているのですぐUターンできますが、このときは昼食をとれる場所を探していました。タウサは小さな町なので、食堂っぽい場所があんまりなかったんです。数キロのところにスタタウサ(Sutatausa)という町があるので、一応そこまで行ってみることに。
でも小さい町っぽいのに、何かあるのかな。


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ありました。
っていうか、シパキラからチキンキラに行く旅行者をあてこんでいるようで、街道沿いに食堂がずらっと並んでいました。
人口は5000人足らずでタウサよりかなり少ないのに、けっこうにぎわっているようです。あとからWikipediaを見ると観光資源も意外とあるよう。ここでお昼を食べただけで町の中を見ていないんですが、ククヌバを諦めた分、ここを見てもよかった。今から思えば。
どうしてもククヌバに行きたかったわけではなくて、数日前に新聞で見て羊がいっぱい映ってたので、どんな場所かなーと興味があっただけなんです。


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昼ご飯はとても普通。
ライスとじゃがいも、スープと鶏肉。ガジーナ(地鶏みたいな)メニューもあったので、スープはガジーナでとったんじゃないかと想像。
付け合わせをスパゲティにしていますが、豆もありました。私は豆が苦手(おなかに重い)なのでこっちにしてます。
味もまあまあ。いや、鶏肉などはかなりおいしかったと言ってもいいでしょう。ただコロンビアの普通の食堂の食事の常として、野菜は少ない。その場でしぼったオレンジジュースを付けてくれました。
隣のテーブルに座った家族がなかなか注文を取りに来ないので怒っていましたが、きっとこのへんの食堂は今がかき入れ時なんでしょう。従業員は忙しそうでした。
昼食をとったのは2時頃でしたが、そのあとはさっき来たのと同じ道をそのままホテルまで引き返しました。


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コロンビアでは自転車競技がけっこう盛んだということが日本でもわりと知られてきたんじゃないかと思いますが、この日もサイクリストを何人も見ました。
ちゃんとしたウェアを着ている人も多い。よく見ると(この画像ではわかりませんが)コロンビアの地域や町の名前が入ったりしているので、実際にどこかのチームに入っている人もそこそこいるようです。
彼らにはこの3000mあたりの山道がデフォルトなので、山岳コースに強いのも当然。